ノートパソコンの電源が入らない!初心者でも即試せる11の対処法と原因

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ノートパソコンの電源が入らないのはなぜですか?
ノート パソコンの電源が入らない――これは多くの人が一度は経験するトラブルです。電源ボタンを押しても反応しない、ランプが点灯しない、起動音はするのに画面が真っ暗のまま……このような症状にはいくつかの原因が考えられます。
簡単なケースなら自分で対処できますが、内部トラブルの場合は修理店への依頼が必要です。この記事では、自分で試せる11の基本的な確認・対処手順を紹介します。
ノートパソコンの電源が入らない場合は、電源の確認・メモリの確認・バッテリーの取り外し/取り付けなどの簡単な手順を実行してみてください。
ノートパソコンの電源が入らない原因と11の対処法
ノートパソコンの電源が入らない原因と11の対処法
- 電源ケーブルを接続し直す
- 電源タップ・コンセントをみる
- USBなどの周辺機器を外す
- 放電する
- ACアダプター・バッテリーを確認する
- 電源ボタンが反応しない
- 外部モニターで表示してみる
- マザーボードのCMOS電池を交換する
- ファンの周囲を掃除する
- 室温を調整する
- 内部パーツを取り付け直す
1.電源ケーブルを接続し直す
基本的なことですが、電源ランプがつかない場合は、ケーブルがパソコン本体またはコンセントから外れていないか確認しましょう。
2.電源タップ・コンセントを見直す
電源タップ・延長コードのスイッチがオンになったことを確認する
電源タップを使用する場合、電源用のオン/オフスイッチがついている製品があります。オフになっているとACアダプターが抜けていなくても電源ランプはつかないので確認してみてください。
延長コードを使っている場合も同様に、スイッチがオフになっていないかチェックしてください。
直接コンセントに接続すると電源が入る場合は、電源タップ・延長コードの問題です。
電源タップに差し込んでいる電子機器の数を減らす
タコ足配線で一度にたくさんの電子機器を接続している場合(例:電気ヒーター・こたつ・電気カーペットなど)、電力が不足して不安定になり、ノートパソコンの電源が入らないことがあります。
他の電子機器はコンセントから抜いて、ノートパソコンのみを直接コンセントに接続してみて改善するか確認しましょう。
3.USBなどの周辺機器を外す
USBメモリや外付けHDDなど、不要な周辺機器をすべて外してから再起動してみましょう。
4.放電する
1~3の手順を実行してもまだパソコンが動かない場合は、電源コードをコンセントから抜いてバッテリーを外し、数分待ってから再接続してみてください。
パソコンは精密な電子機器のため、通常の使用でもわずかに静電気(帯電)が発生します。この静電気が原因でシステムエラーが発生し、他の部品を保護するために自動的に電源が落ちたり、起動してしまったりする場合があります。
このような場合は「放電処置」によって内部に残っていた不要な電気を逃がし、システム環境をリセットすることが可能です。放電が完了すると保護機能が解除され、再び通常のパソコンが起動する場合があります。
5.ACアダプター・バッテリーを確認する
- ACアダプターの挿し直し:接触不良で電源が供給されないことがあります。軽く差し直してみましょう。
- 別のACアダプタでテストする:アダプタ自体の故障も多い原因です。純正または互換性のあるアダプタを使って動作確認を行ってください。非純正品のACアダプタは、電力供給能力が不足している場合があります。
- バッテリーの取り外し・再装着:感電に注意しながらバッテリーを外し、ACアダプターのみで起動できるか確認しましょう。
- バッテリーを充電する:充電ランプが緑色に変わるまで十分に充電してから再起動を試してください。
6.電源ボタンが反応しない
- 電源ボタンの固着
ボタンが押し込まれて戻らない場合は、数回押してみて軽く揺らしてみましょう。クリック感が戻って改善する場合があります。
7.外部モニターで表示してみる
ファンが回る電源ランプが点灯するのに画面が映らない場合は、「Windowsキー + P」「FN+F7キー」などで外部モニター/ノートパソコンの画像出力を切り替えてください。
ファンが回る電源ランプが点灯するのに画面が映らない場合は、外部モニターに接続して映像が表示されるか確認します。映れば液晶パネルや、そこに接続しているACアダプターの断線などが疑われます。
8.マザーボードのCMOS電池を交換する
マザーボードのボタン電池(CMOS電池)が劣化していると、電源が入らない原因になる場合があります。必ずACアダプターとバッテリーを外し、静電気に注意して交換しましょう。
9.ファンの周囲を掃除する
ファンの汚れを確認してください。ファンにゴミやほこりなどの汚れが詰まって回転しない場合、安全装置が働いて起動しない場合があります。ファンの清掃を行います。 一部のノートパソコンでは、起動前にファンの回転チェックを自動で行ってくれます。
10.室温を調整する
ノートパソコンは室温25度の環境で動作しますようされています。地域差もあるので+/-15℃設計の範囲で動作しますが、過度ない温度はお勧めしません。温度異常で起動しないことはありません。
また、寒いところから持ち帰ったパソコンのご使用はお避けください。内部で結露し、重大なトラブルにつながる可能性があります。時間経過し、適温になってからのご使用をお勧めします。
11.内部パーツを取り付け直す
メモリ・SSD・MXMグラフィックカード・新しいバッテリー・ファンなど、新しい部品を取り付けた後でメモパソコンの電源が入ったら消えた場合、接触不良の可能性があります。
正しく取り付けられているかどうかを確認、あるいは新しい部品を取り外して、元の状態に戻してから動作確認をする必要があります。
ノートパソコンの電源修理の流れ
- 電源ケーブルとソケットを確認します。
- 不要なUSBデバイス・バッテリー・アダプターをすべてオフにし、数分待ってから接続します。
- アダプターのみを装着して電源を入れてみます。
- チップを交換します。
- CMOS電池をリセットまたは交換します。
- 電源ボタンを確認します。
- 画像出力の切り替え/外部モニターの接続をします。
- 新しく取り付けた部品を再確認します。
- ファンが固着していないかを確認します。
ノートパソコンの電源修理をプロに依頼する
この記事に書かれている方法を試しても改善しない場合は、電源回路やマザーボードの故障が考えられます。
そのまま使い続けることと、データ損失や故障の原因になることもあります。
経験豊富な修理専門店なら、電源が入らない原因を正確に診断し、必要な部品交換や基板修理を安全にご検討下さい。自己判断が難しい場合は、お早めにプロへご相談下さい。 修理の依頼やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。






